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私は、大瀬戸町に嫁に来て以来、ずっと漁協女性部の一員です。と言っても、亡くなった舅はすでに漁をやめ瀬渡業でしたし、夫がそれを継ぎましたから、漁の手伝いをしたことはありません。
それでも、海で働く男のきびしさと、それを支える女のたくましさを常に感じながら暮らしてきました。
大瀬戸町漁協女性部が、海を守るために一貫して取り組み続けていることが二つあります。一つは、浜掃除です。もう一つは、石油から作られた合成洗剤を使わずに、台所で料理に使った後の油を利用して自分たちで作った石けんを普及することです。
これまでは、固形石けんでしたが、もっと使いやすいようにと昨年から液体にしました(写真。)これが、好評で先日、長崎市たちばな漁協女性部のみなさんと一緒に、作業した様子を長崎新聞で大きく報道してもらいました。
海の恵によって生かされている私たち漁業者の家族です。それだけに、宝の海と言われた諫早湾が干拓事業によって大きく姿を変えさせられたことに、わがことのように心が痛みます。
諌早湾干拓事業は農水省の試算でも、投下した税金の効果(費用対効果)はが0.81(公共事業では1.0以上が必要だとされています)と、採算ラインを割っています。6月25日開催の市民団体によるシンポジウムでは何と、0.19が真実だと報告されました。
宝の海を奪われ、多くの犠牲を払ったのに、ほとんど効果のない事業だった…有明海の漁師にとっては、過酷な数字です。
出来あがった農地は県が約53億円で買い上げリースする方針です。県民にとって重い負担を続けさせようとしているのが、国と県です。
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